香辛料と歴史ヨーロッパの人々の多くは。 食品・文化

古くから肉や魚を多く食べていたが、内陸まで食材を運んだり冬期に備えたりするために肉や魚を長期保存する必要性が高かった。

クローブや胡椒などには高い殺菌力があるため、食材の保存には欠かせないものとなった。

また、腐敗を防止する効能により、その香りが病魔を退治すると信じられており、香として焚いて用いる用途も多かった。

さらに、水がそれほど豊富でない地域では、体の洗浄不足と肉食が相まって体臭が問題になり、このことが香辛料の強い香りを求める要因にもなった。

クローブ、ナツメグなど一部の香辛料はインドネシアのモルッカ諸島でのみ産出した。
また胡椒はインド東海岸やスマトラ島で多く生産された。

このため、これらの地域と交易を行なって香辛料を手に入れることが、国を保つために大事なこととなった。

すなわち、香辛料がヨーロッパの人々を世界進出に駆り立てたのだと言っても過言ではないのである。

古代ローマ時代には東洋の香辛料がインド経由でヨーロッパに輸出されている。

中世にはムスリム商人がインド洋における香辛料貿易を独占し、ヨーロッパではヴェネツィア共和国。
update:2010年03月25日